ニュース・トピックス

【報告】四家達彦(しけ たつひこ)先生講演会

2012年09月06日 [成人期プロジェクト

・日時  2012年9月6日 10:30~14:30
・テーマ 「自閉症児・者とてんかんのお薬の話」
・講師   四家 達彦 先生
・会場 武蔵野プレイス 4階フォーラムA
・参加者   58名

9月6日、武蔵野プレイスにて成人期プロジェクト主催の講演会が開催されました。 
「てんかんとの向き合い方~自閉症(自閉傾向)とてんかんのよりよい理解のために」をテーマに、自閉症についても詳しい、てんかんがご専門の四家達彦(しけ たつひこ)先生に、お話をうかがいました。自閉症に絡めててんかんのお話をうかがえるという、稀有な機会であったと思います。 
先生のお話はとてもわかりやすく、特に、後半の質疑応答の部分では、実際の症状に対して診断を絞っていくアプローチを実践的に示してくださり、有意義な勉強をさせていただきました。 
中でも、教えられたこととしては、てんかんが4つのタイプに大別できること、治りやすいものもあること、また転倒・硬直・痙攣などがてんかん発作と受け取られがちだが、それだけではなく、体の動作が数秒間止まるということも発作かもしれないこと、対策には薬の処方が大事なことなどでした。
そのために特に大事な3点は 
①自閉症の人の状態をきちんと分析しようとすること(自閉症の二次障害なのか、てんかんの周辺的症状なのか、薬の問題なのか) 
②その分析による処方は専門家にしかできないことであり、有効な処方をしてもらうためには、親や、直接子供の支援にあたっていて子どもの状況を押さえている人がドクターに、データーとして何をどういうふうに伝えていくかが大事だということ。 
③またそのやりとりのための、ドクターと患者側との関係の作り方が大事だということ。 
でした。
その他に、風邪薬や花粉症など一部の一般薬の併用時にはてんかん薬の効果や血中濃度に変化が出る相互作用があること、服用後の副作用にも急性と長期服用ででるものがあることなどのお話も伺い、診察時にドクターに必要な情報を的確に伝える事がどれだけ大事かを改めて考える機会をいただきました。
後半の質疑応答の時間には、すでにふれましたが、個別の質問に対して、様々な症状から必要な情報を集め病状を絞っていく先生のやり方を拝見し、四家先生のように必要な情報を要領よく聞き出していただける先生だと、親や支援者も限られた診察時間内に子供の状態をきちんと伝えられるだろうなと思いました。

ページトップへ